川北英隆のブログ

ユニクロは実質値上げか

20年近くユニクロのファンである。安いし、丈夫だし、普段の山歩き用に十分耐えられる。冬の山歩きにヒートテックだけは逆効果だが。そんなユニクロに最近不満がある。生地をケチっているのでは思えて仕方ない。
一番感じるのは靴下である。夏、短いのを履いている。くるぶしが見える程度に短い靴下である。カバーソックスと名前がついているらしい。そんなガキみたいな靴下を真冬以外、愛用しているのは、汗でスネ付近が靴下にかぶれるから。もう20年近く経つかもしれない。
当然そのカバーソックスもユニクロなのだが、最初は革靴で歩くと簡単にズレてくるので、急いで引きずり上げる必要があった。その後改良され、ズレなくなったのだが、最新のものは(といっても買ってから1年以上経つのは)どういうわけかえらく短くなった。
そのため、靴のベロ(タンと言うとあるが、ベロもタンも舌やんけ)が足首に当たり、赤く、痛くなる。その対策として、今はカバーソックスを無理に引き伸ばして履いている。スニーカー系ならあまり痛くならないかとも思うが、それでも長時間歩くと足首に靴擦れができるだろう。
何故、ユニクロはカバーソックスを短くしたのか。靴下を履いてないように見せるためなのか。それとも生地を節約し、原価を安くしようとしているのか。両方が正解かも。一石二鳥というわけだ。
そういう目でユニクロの製品を見直すと、ワイシャツの生地が薄くなった。光沢のある綿を使うようになったので、「質が良くなった」のかもしれない。しかし、生地が薄くなったため、すぐにシワシワになる。「光沢の問題よりもシワの問題やろ」と思ってしまう。光沢がいくらあっても、見すぼらしくなるから。
ヒートテックなどの下着類も丈が短くなった。最初の頃のは尻まですっぽり隠れるほどだったのに、今のはようやく尻の真ん中くらいである。
格好いいのかどうかはともかく、ユニクロの老人ファンも増えている。最近の菓子屋の値上げのようなケチくさい真似をせずに、もっと堂々と値段で戦ってほしい。といっても、その値段も上昇しているのだが。
それとも、ユニクロも大会社になったから、組織も官僚的になり、姑息な行動に対する柳井さんの目が行き届かなくなっているのだろうか。とすればユニクロの製品、僕なんか山用品の代替としてしか使わなくなるだろう。

2019/11/05


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