川北英隆のブログ

非インフルエンザで死ぬ?

何か変だ。京都での出来事である。近所の女性が39度に発熱したらしい。発熱相談センターに電話すると「様子を見てください」との返事。熱が引かないので仕方なしに近くの病院に行くと、「発熱患者は発熱相談センターへ」との張り紙があったとのこと。
翌日も熱が引かないのでもう一度センターに電話すると、同じ回答。どうしろって言うのか。これでは重病になったり、死んだりしても不思議ではない。
幸い近所で診てもらえる病院が見つかり、診察を受けることができ、新型インフルエンザでもなく、死に至る病でもない病気だったので良かったとのこと。しかし、こういうことを聞くと、何のための発熱相談センターなのか理解に苦しんでしまう。当事者なら、そんな文句の百言や千言は当然出るだろう。
他のセンターがどうかは不明である。とはいえ、役所はどういう指示を出しているのだろうか。新型インフルエンザかどうかの判断を下すための指示、新型インフルエンザの疑いのある場合の指示、そうでない場合の指示等、対応の流れを定めておかなければ、何のためにセンターの職員に給与を払っているのか、さらには上部の役人に高い給料を払っているのか理解できない。
新型インフルエンザが流行り、それへの態勢を整えたがために、かえって他の病気での死亡者が多発したのでは笑い話である。

2009/05/24


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