川北英隆のブログ

祇園祭の始まりと夏

7月になった。一カ月続く祇園祭の始まりである。年々、商店街の祭り気分が早まっているように思える。京都にとって最大のイベントだからだろう。
今年は6月末から祭りの音が響き、提灯も飾られ始めた。少し勇み足気味だ。本当は7月1日からである。その日付の伝統を守っているのが高級旅館である。祇園祭の期間、炭屋、俵屋、柊屋は玄関に飾り付けする。今日、大学まで歩いてみたが、俵屋は飾り付けをどこからか出してきたところだった。他の旅館もそうだろう。この時期、京都に来る機会があれば、一度通りを歩くのがいい。
歩いたついでに御所の縁を通った。セミ(それもクマゼミ)、キリギリス、その他の虫の音が聞こえていた。この虫の音、実は昨日から気づいていた。こちらは温暖化の影響で早くなっているようだ。
荒神橋を渡ったところで、オハグロトンボの集団に出会った。先週もそれらしき姿に出会っていたのだが、川端通りの信号を急いで渡ったので確認できていなかった。今日は赤信号だったので、確認しておいた。橋の北側が涼しいのか、集団で休んでいる。一匹一匹は背の低い草の上に止まっているのだが、それらが集まり、黒い姿が点々とあるのには、へぇーって感心してしまう。

2009/07/01


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