川北英隆のブログ

大文字山の送り火

8月16日は京都の五山の送り火である。この日でお盆が終わるわけだから、大切な日である。しかし、個人的には、特別なイベントがないと感動しなくなっている。
本日、特別なイベントとして、東京から元中央大学の社会人大学生の3人(安藤、藤本、池田の三氏)がやってきた。夕方5時半に市内で待ち合わせをし、「おばんざい屋」に変身した料理屋で軽く食事をすませ、五山の送り火を見物に行った。見に行ったといっても、研究室が会場である。実は、研究室があるフロアから五山の送り火のすべてが見える。だから、毎年ではないが、送り火の日によく会合を開いている。点火の度に廊下をうろうろしないといけないものの、すべての送り火が一通り見えるから、話題にはなる。
毎年廊下には10人近い見聞人がいるのだか、何故かしら、今日は身内だけだった。景気が悪いので、留学生関係が来ないのか、今年がたまたまなのかはよく分からない。いずれにせよ空いていて、研究室の廊下からゆっくりと送り火を見られた。東京からわざわざやってきた元大学院生にとってラッキーだった。
ついでに言っておけば、去年に比べ、今年はその前数日の雨が少なかったこともあり、送り火の着きが良かった。また、霞も少なかったので、一番遠い鳥居型も比較的はっきりと見えた。京都に五山の送り火を目当てに来るのなら、天候を選ぶ必要がある。

2009/08/16


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