川北英隆のブログ

比良の蓬莱山を歩く

神田明神下の佐々舎で飲み会をしている加藤さんらが、一昨日から京都に来ている。そこで昨日、山歩きにはまり気味の加藤さんと比良の蓬莱山に登った。山の少しひんやりした空気と琵琶湖の眺めが良かった。
出町柳から朽木行きのバスに乗り、花折峠を越えてすぐ先の平で下車し、権現山経由で蓬莱山に登り、帰りは琵琶湖側に下りるコースをとった。学生時代に比良に登ったとき、よく使った方法である。ただし、朽木への道が良くなり、花折峠はトンネルでくぐってしまう。このため、花折峠から簡単に権現山に登れなくなっていた(確認していないが、多分そうだろう)。
蒸し暑い一日だったが、稜線に着くと風が気持ちいい。権現山から蓬莱山までは琵琶湖側から吹き上がる霧で眺めはあまり良くなかったものの、時折、琵琶湖の湖岸が見えた。また稜線とその付近にはリョウブの白い花が一面に咲いて美しかった。真夏の比良に登ったのは初めてだったが、違う季節には違う風景があることを再認識した次第である。
蓬莱山で昼食を食べていると完全に晴れてきた。久しぶりの一面の青空と、それを映したような琵琶湖が見えた。下りは金比羅尾根を使った。良く踏まれた道である。木の間から琵琶湖が時折見えた。目の高さが次第に低くなるにつれて、琵琶湖の風景が変化するのも楽しい。
湖西線の蓬莱駅まで歩いた。比良の山歩きを終えて湖西線で帰るのも初めてである。学生時代にバスで帰ったことと比べると極めてスムーズ、隔世の感がある。
もう一点、稜線の上り下りの道にはヒルが目立った。鹿が増えているからだろう。加藤さんはズボンの上からヒルに噛まれた。ズボンの裾に注意し、また噛まれた時の血止め用に絆創膏の準備が必要である。

2009/08/09


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