川北英隆のブログ

新幹線のマナー

新幹線で京都と名古屋を往復した。最悪の新幹線だった。普段から問題だと思っていることが連続したからだ。最低限でいいから、マナーを考えてほしいものだ。
行きしな、最初はキャリーバッグ攻撃に遭った。
複数の乗客がキャリーバッグ共々、反対側のドアから入ってきたのと通路で鉢合わせになった。キャリーバッグを引きずった乗客が一人ならともかく、複数ともなると通路が混雑する。大きな荷物が必要な乗客がいることは理解しているが、何故、猫も杓子もキャリーバッグなのか(猫の登場も理解できないが)。身体がすこぶる弱いからなのか。コンパクトな荷物で旅行することを工夫してほしいものだ。
キャリーバッグ攻撃には続きがある。仕事のあった名古屋のビルでエレベーターが混み合っていた。その中で人を避けるために少し横に足を踏み出したところ、キャリーバッグに当たってしまった。「大した旅行でないのに、たかが講演会のためにキャリーバッグなのかいな」と軽蔑してしまった。これからは登山靴を履いて都会を歩かなければいけない。登山靴なら、キャリーバッグに蹴りを入れてもつま先が痛くならないから。
これも行きしな、乗った列車は福岡かどこかの始発で、予約した座席には大阪か京都まで誰かが座っていたのだろう。それは当然で仕方ない。でも、何故ゴミを下ろしてやらず、そのままにしておくのか。弁当とおぼしき大きなビニール袋入りのゴミが座席の前の網袋に鎮座したままになっていた。しかも食べ物のにおいがする。これまでも何回かそういう状況に遭遇した。「ちゃんとほかしとけや」と言いたくなる。最近、車内放送で「使ったリクライニングは元に」と放送しているが、そんなのはどうでもいい。「ゴミはほかすように」と放送してほしいものだ。
さらに、すぐ後ろの座席の男性がくしゃみと咳をしきりとする。音からすると、マスクをしていないようだった。それまでいろいろあったので、感情が攻撃的になってしまっていたから、前の座席が空いていることを確認して移った。席が空いていなければ、喧嘩になったかも、というのは嘘だが。風邪を引いているのなら乗るなとはいわないまでも、これもちゃんと対応しておいてほしいものだ。
帰りしな、いつも窓際の席をネットで予約するのだが、予約した席に、すでに男性が座っていた。間違ったのだろう。行きの事件で疲れていたし、仕事をした後でもあり、「そこは私の席」と主張する気力がなかった。そもそも京都と名古屋の間は40分かからないから我慢できるし。
ということで、あっという間に京都に着き、下りた。と、すぐ前を歩いていた外人が突如(と思えた)、ビニール袋を取り出してゲーゲーやり始めた。始めての光景である。
まあ、気分が自然と悪くなるのはともかくとして、最悪の気分にさせられた新幹線の一日だった。

2009/10/04


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