川北英隆のブログ

オリノコ川とアマゾンの関係

最近、自然の中で遊べていないので、バーチャルな旅行話しを書いておきたい。アダムスブリッジの続編的なものだ。
アダムスブリッジと同様に昔から気になっていたのが、南米のベネズエラ付近である。高校の地図帳(といっても40年以上前のものではなく、10年くらい前に買ったもの)では、ベネズエラからブラジルのアマゾン流域にかけて平原が広がっている。ベネズエラ側はオリノコ川の領域で、北に水が流れ、カリブ海に注いでいる。ここまではあたりまえに近いが、そんな地図をよく見ていると、オリノコ川の支流とアマゾン川の支流とが繋がっているように描かれている。最初は「ミスプリかな」とも思ったが、実は他の地図でも同じようなことを見つけたし、そんなに高い山が二つの川の分水嶺になっているようでもないので、「ひょっとすれば」と思っていた。
先日、アダムスブリッジのことを書いて、このオリノコ川のことを思い出し、ネットで検索すると、本当に繋がっているとのこと。ウィキペディア(Wikipedia)によると、「オリノコ川の分流の一つであるカシキアレ川が、アマゾン川の支流の支流としてアマゾン川と連結している」と書かれている。「翻訳」すると、オリノコ川の流れがオリノコ本流とカシキアレ川に分かれ、そのカシキアレ川がアマゾン川の大支流であるネグロ川に流れ込んでいるとのことだろう。
ここを探検した人もいて、その話しはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%83%AC%E5%B7%9D に書かれている。興味があれば見てもらいたい。
何はともあれ、南アメリカ第三の大河オリノコ川とアマゾン川が手をつないでいるというのが、非常に興味深い。ここもできれば旅行してみたい地域の一つである。
それにしてもネットの情報は素晴らしい、長年の疑問を簡単に解決してくれると感激している。

2009/11/26


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