川北英隆のブログ

難しい地名

ゴールデンウィークが過ぎたものの、京都には依然として観光客が多い。今朝も大勢の観光客が京都駅で降りた。いつもの新幹線、地下鉄とぎりぎりで接続している。急いで歩いていると、「とりまる、あった」と姉ちゃんが後ろで叫んだ。
「とりまる」って喫茶店かレストランがあったかなと思いながら数歩歩いてふと気づいた。「地下鉄烏丸線の標識のことやな」と。
「烏丸(からすま)って変な地名やけど、せめて、からすまるって読んだってや」、「一本足りんやろがな」と思った。ついでに、先日、詰物が外れた時に行った歯医者が、歯の上と下を調べて、「上が一本足りませんな」と言ったことを思い出した。鬼歯になっていたのを抜いたためだ。
そんなことはともかく、確かに知らない土地の地名は難しい。山のアプローチにタクシーに乗って地名を言うと、「えっ」と聞き直され、訂正されることがしばしばだ。
関西でもいろいろあるが、「京終」、「帯解」、「当麻」って何て読むでしょうかというクイズを東京の職場で時々したものだ。「関西でって言うたけど、その3つは皆、奈良やんか」と指摘されそうだが。
地名のおまけ。グーグルの地図なんかで京都市内を拡大してみたい。地名がいっぱい出てくるが、由緒ありそうだが読めない、読めても書けない、書けても長ったらしくて面倒くさそうな地名がごろごろしている。これに縦と横の通りの名が加わる場合があるから、役所で正式名を書かされた分には「じゅげむじゅげむ」の世界になる。今でも、ぼうっとしている時には、6年間も住んでいるわが家の正式な住所でさえ書き間違う率が高い。

2010/05/08


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