川北英隆のブログ

京都の晩春の一日

今日の義務的予定は午後の教授会だけだった。そこで、昼に東京からの来客と京都駅で会う約束をし、昼食を食べた。会った後、駅から一旦自宅に帰る予定だったが、意外に時間がかかり、帰る時間的余裕がなくなった。
京都駅から大学までどう行くのか、なかなか選択が難しい。以前は直接タクシーを使ったり、同志社のある今出川まで地下鉄で行き、そこからタクシーを使ったりしていた。東京からの来客には、後者の方が時間的に確実であるので、勧めている。最近は(ここ2回だけだが)、京都駅ー烏丸御池(からすま・おいけ、ですよ)・烏丸御池ー京阪三条=三条ー出町柳(でまちやなぎ)と3回乗り継いで、出町柳から大学まで歩く方法を試している。
教授会が始まる直前に大学に着いたので、そのまま会議に出た。会議は5時過ぎに終わったが、残念なことに研究室のカギを持っていなかった。正確には、現金、携帯、名刺入れ以外、何もなかった。そこで、会議資料を事務室にある郵便入れに残して、そのまま帰宅した。
日の長い季節、比叡山や大文字は斜めの光を浴びて山腹の林が薄緑に輝いていた。
鴨川沿いを歩き、丸太町の橋のすぐ下流にあるニセアカシアの横を通ることにした。そこにはニセアカシアが3本ある。今が白い花の満開である。フジよりも房の短い花が枝いっぱいに咲いていた。中学、高校の校舎の横に咲いていたためか、好きな花の1つである。鴨川のニセアカシアの花の房は、昔見たのよりも少し小さいように思うが。
家に帰り、仕事をしていると、太陽が西山に沈んでいった。冬の夕陽の黒ずんだような赤と違い、橙色の強い、まぶしい光だったが。

2010/05/13


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