川北英隆のブログ

新猫の登場

今日、中大大学院の卒業生と飲んでいると、このブログの話題になった。猫の登場割合が多く、「苦しい時の猫頼み」だという。グッドタイミングの意見というか感想だった。そう思ったのは、今日の昼前、新たな登場人物ならぬ猫物候補を発見したことから、それをブログに書こうとしていたので。
昼前、東銀座の歌舞伎座のすぐ近くにある時事通信社のビルに用事があった。約束の時間に少し間があったので、時間つぶしと「歩く」というスポーツを兼ねて周辺をうろうろした。新しいビル群の谷間、細い通りには古い民家のような飲み屋のような建物が残っている。ちょうど昼食時の開店前だったので、看板を出したり、店を開けたり、賑わいが起こりつつあった。
そんな中、茶トラ猫が歩道に腹ばいになっていた。近寄っても、少し気にする程度で、逃げようとはしない。向かいの店屋を気にしているようである。
少しその茶トラを観察していると、キジブチの(ブチ特有の黒い模様がトラ模様になっているというか、口蹄疫の悪影響を意識して黒一色のブチ模様を心持避けたような)猫がビルの谷間から出てきた。こちらは少し神経質で、近寄ると逃げた。でも、逃げつつも通りを横切り、茶トラが見ていた向かいの店の方に行き、シャッターで閉じられた建物の前を歩きながらミャー、ミャーと数声鳴いた。
この二匹の猫の常連の店が、どこか向かいの通りにあるのだろう。昼飯前、猫達の目当ての店から、前日の残りか今日さばいた魚の骨肉がふるまわれるのかもしれない。
この時事通信社のビルにはこれから何回か通うことになるだろう。ということで、この二匹の猫を、ブログの新人ならぬ新猫として記録しておきたい。

2010/06/03


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