川北英隆のブログ

犬の生活、猫の教育

先のブログが「最後」ではなかった。予想外に早く仕事が終わったので、雑談というか、8/27の昼に日比谷公園のベンチで思ったことを書いておく。
昨日(8/27)、東京で30分ばかり空白の時間が生じた。次の用事は日比谷公園の近くだったので、時間をつぶすために公園に入り、いつものようにアベマキの木の樹液にカナブンがたかっているかどうか観察し、池の端のベンチでのんびりと夏の噴水を眺めることにした。
カナブンはもういなかった。1ヵ月ほど前は山のようにいたのだが、夏が通りすぎようとしているのだろうか。池には亀がだるそうに泳いでいた。石の上で強い日差しを浴びて甲羅干ししているのもいた。石焼き亀にならないのかが新たな疑問である。
そんなときに思い出したのが、先週末にお邪魔した板垣家の別荘が、実は犬(コーギーのアーちゃん)のためという話である。都内の熱いアスファルトの上を散歩しないらしい。それが、八ヶ岳では嬉しそうに散歩している。犬のためという話が理解できる。その散歩に付いて行ったおかげで、森の中の別荘地を散策できたし。
実はわが家も同じように、「猫(ロッキー)の教育のため」と称して1980年代後半のバブルの末期、国分寺に家を買った。それまで住んでいた三鷹の借家を追い出されたからである。家主が高値で売りたかったからだろう。それで、新しい家を社宅にするのかマンションにするのか(当時、こっちは選択肢として弱かったかな)も考えたが、猫のためにはやはり庭のある、それも社宅ではない家だということになり、値下がり損を覚悟で家を買った。詳しくは説明しないが、そこはファイナンスの専門家(嘘や)、多少のリスクヘッジはしたつもりだが。
猫の教育になったのかどうかだが、中年を過ぎたオバさん猫(引っ越した時は8才)は、「教育なんて関係にゃい」と思っていただろう。今となっては、そう考える。

2010/08/28


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