川北英隆のブログ

最近の風景2

歩いて大学に行くと、いろんなことに出会う。最近、尖閣諸島の事件のような制止と突破行動に出会った。
歩いていると、前方の遠くから叫び声が聞こえる。見ると、自転車を止めようとバイクがジグザグに走っていて、その運ちゃんが何やら叫んでいた。最初はそこらのチンピラがもめているのだろうと思いながら歩いていると、彼らがどんどん近づいてくる。もう一度よく見ると、彼らはチンピラではなく、警官が自転車を止めようとしているところらしかった。自転車に乗っているのはネクタイを締めたサラリーマンだった。じきに彼らが行き過ぎた。しばらくして、自転車のサラリーマンが逃げるのを諦めたらしいことが分かった。
思うに、日本の権力の地位が低下しているのだろう。自転車で逃げようとしても、警官が乗っているバイクにかなうわけではない。それなのに必死で逃げる態度は、警官をバカにしているとしか思えない。でも、中国漁船のように自転車をバイクに体当たりさせなかったのは、まだある程度、警察の威力を感じてのことだろう。でも、何年か経過するうちに権力の威力がもっと低下してしまう可能性がある。
政府が隠しておきたかった尖閣列島のビデオが流出したのは、内部に不満者が多数いる証拠だ。民間もそうだが、政府機関の機械的な給与の引き下げは、必然的にモラルの低下を招く。もともと安い給与で就職していれば別だが、以前と同じ仕事をしているのに給与だけ低下すれば、「何でや」と思わない方がおかしい。そんな人情の機微を事前に予知しない政府はどうかしている。もちろん、政府といっても、民主党時代だけではなく、自民党時代も入る。ということで、自民党が尖閣諸島のビデオ流出事件で政府を攻めるのも、何だか変だ。

2010/11/05


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