川北英隆のブログ

頭を打ったアジア向け輸出

10月の貿易統計が発表された。日本経済は良きにつけ悪しきにつて海外頼みだから、毎月のこの時期が注目される。公表された10月の速報値によると、輸出の頭打ちが明確になった。
確認しておくと、リーマンショックによる混乱の影響があるので、季節調整値に頼るわけにいかない。そこで、最近では3ヵ月の移動平均を用いている。
それによると、輸出数量は7月から9月までの3ヵ月間、103台で推移した後、10月に102.0に下がった。地域別では、アメリカとヨーロッパ向けがゆっくりとではあるが回復しているのに対し、アジア向けが頭打ちになっている。速報段階では中国向けが公表されないので正確には分からないが、やはり頭打ちになっているようだ。
輸出金額ではこの傾向がより顕著である。金額ベースでは5月から7月がピークであり、104台にあった。その後は低下しており、10月は102.2になっている。アジア向けが頭打ちから低下に転じており、これが輸出金額全体に影響している。

2010/11/25


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