川北英隆のブログ

異質な生命体

今日のトップニュースは何といってもNASAが発見したという「異質な生命体」(日経の見出し)、すなわち地球内エイリアンだろう。そこで、最近話題の3つのエイリアンについて。
1つ。酔っ払いエビである。昔、赤坂の海鮮中華、某海皇に続けさまに何回か行ったことがある。最後に酒の入ったガラス容器の中に生きたエビを閉じ込めて、まさに酒池にエビを浸して泥酔させ(ってエビが酔っ払ったのかどうか不明だが)、おもむろにそれを食べる料理というか、見世物的なメインディッシュが出てくる(今でもそうなのか不明)。所変わって六本木に、その酔っ払いエビが出没したとか。四条の南座には師走の京のイベント、「まねき」が飾られている。先日、それをちらっと見たが、酔っ払いエビの名前がどうなっているのか確認しなかった。
2つ。昨日、衛星放送で何でも鑑定団の再放送をやっていた(週に2回も見てるんかいな)。そこに、これも京の、池の坊っ嬢ちゃんがゲストとして出ていた。その嬢ちゃんを見るのははじめてだったが、家内は何回か見たことがあるらしく「いけ好かん」と叫んでいた。お嬢さんとは異質な生命体で、育った環境の養分が何か普通ではなかったのだろうと思えた。
3つ。NASAが発見した異質な生命体はカリフォルニア州のモノ湖で採集されたという。10年ほど前だったか、ブリッスルコーンパイン(以前にこのブログで紹介した)を見るためにホワイトマウンテンに行った帰り、ついでにヨセミテに行こうというので、モノ湖の横を通ったことがある。発見された生命体が地球外エイリアンであれば取り憑かれていたかもしれない。思い出すのは塩分が固まっていた光景である。はじめて見た内陸の塩である。
モノ湖にしろ、大陸の内陸部には鹹水湖がいくつもある。「鹹水=塩=食べられる」と思ってはいけない。青蔵鉄道に乗るついでに訪れた青海省の西部の湖、チャカ湖はほとんど一面が塩で白くなっている。しかし、現地ガイドが言うには「食べられない」と。食べられる塩は近くの売店で別に売っていた。モノ湖の水にはヒ素が多く含まれていると、新聞に書いてあった。あの時、現地ガイドがいなかったら、チャカ湖で「チベットの入口の塩を食べよう」なんてやっていたかもしれない。そうだったら、こちらが異質な生命体になっていたかな。

2010/12/03


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