川北英隆のブログ

南海地震の揺れとは

東日本大震災が起きてほぼ1月が経過した。過去を振り返ればきりがない。将来のことを考えるタイミングが来た。そこで、同じような地震が関西を襲ったらどうなるのか、今回の体験を踏まえてイメージした。
関西にとって一番脅威なのは南海地震である。紀伊半島から四国沖で起こると予想されている。過去の周期からして、起こっても不思議でない時期にさしかかっていると指摘されている。過去の地震の規模は、今回の東日本大震災
自己中心に考えると、震源から京都までの距離は最悪の場合、200-300キロと考えてよさそうだ。もちろん、どこで起きるのかは正確には分からないし、帯状に発生するかもしれないから、大雑把な測定である。といっても、地図を持ち出し、物差し測った。
東日本大震災の場合、東京からの距離はほぼ同じかもう少し離れている。3/11の体験からすると、同じ規模の地震が起これば、その揺れはほぼ同じか、もう少し強い程度のことを想定しておけばいいのではないか。
それに対して大阪はもう少し震源に近いから、今回の東京よりも強い揺れがあるかもしれない。
建物の破壊は地盤と建物の構造による。どちらもまあまあ(砂状地でなく、耐震構造もしっかりしている)なら、今回の体験と同様、棚から物が落ちるか、安定度の低い構造物(鳥居、燈籠、塀)が倒壊することを想定しておけばいいだろう。
問題は津波である。これはいずれ公的機関から予想の改定が出されると思うが・・。大阪湾の場合、震源の位置(大阪湾に対する角度)と、淡路島や友ヶ島がどの程度の効果をもたらすのかによろう。しかし、湾の口が広いから油断できない。
まあ、政府の発言の一歩前を歩み、自己防衛しておくのが望ましいだろう。

2011/04/09


トップへ戻る