川北英隆のブログ

京都に観光客が戻った?

大震災以降、京都を訪ねる外人の数が減ったという。高級旅館の経営者がそう喋っているのをテレビが報じていた。ところが、その外人の数が再び増えているようだ。季節と関係しているのか。
昨日、東京に行き、博士課程に在籍している学生との面談やら、いくつか用事を片付けた。東京は桜の季節が終わっていた。桜も新緑である。ただ、省電力のため、コンビニの売り場が暗いのにはまいってしまう。それに、入った時間が悪かったのか、品物のない棚が目立っていた。何かうらぶれた街の商店街の雰囲気だ。それによく見ると、古い建物や施設(地下鉄の駅の構内)で地震の被害が目につく。新幹線での帰り、新橋を過ぎてすぐ、新しいビルの壁が少し崩れたらしく、補修していた。こちらは手抜きだったのだろう。
新幹線は混んでいた。京都への観光客が多いようだ。名古屋を過ぎ、大垣付近でナシの花が一面に咲いていた。好きな花の1つである。前(トラ虎寅)に書いたZ会のペンネームを「梨の花」だったか、「梨の木」だったか(正確に思い出せない)にしていた。多分後者だろうが。
そんな車窓の風景を楽しんでいると、名古屋から乗り込んできた姉ちゃんが携帯で喋り始めた。名古屋訛がある。誰と喋っているのか分からなかったが、切符をネットで手配したらしく、その受取り方を指示していたことからすると、親のようでもある。白いキャリーケースを運びこみ、座席の前に置いている。さらに白と黒のシマウマ模様のビニール製バッグを持っている。京都駅で、その姉ちゃんと荷物をどかして下りた(そうしないと下りられなかったし)。
京都駅ではやはり観光客が多数下りた。これは数日前のことだが、有名な食事処は中高年のオバちゃんで満席だった。今日も地下鉄の駅から家への帰り、数分間で白人系の関係客に複数出会った。少しずつ普通の光景に戻りつつあるように思える。

2011/04/16


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