川北英隆のブログ

初夏の京都と漬物

今日は初夏らしい日差しに満ちている。鴨川を歩くと、岸の木々の緑が深くなったのに気づいた。曇っていたのでは緑の深さがわからない。もうすぐ夏だと感激しながら、昨日の食卓の漬物を思い出した。
先日の高倉屋で買ってきた水茄子の糠漬けである。水茄子とは、普通の茄子よりもアクの少ない品種で、大阪の南、主に泉州で栽培されているそうだ。あっさりしているので浅漬向きであり、夏にぴったしの漬物だろう。有名料理店の使い走りも水茄子の糠漬けを買いに来ているそうだ。
「そんなに美味いのやったら送ったれや」という声が聞こえてきそうだが、残念ながら糠漬けは日持ちがしない。送る手配をして翌日着いたのでは味が変化してしまう。というわけで、昨日の水茄子も一気に食べてしまった。キリギリスになった気分である。

2011/06/08


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