川北英隆のブログ

何たルチア

夏至の日、東京に出かけた。丹那トンネルを越えると真夏の国だった。青空がいっぱい、青葉がきらきらと輝いている。小田原付近から丹沢が見え始める。峰が重なり、最高峰の蛭ヶ岳まで見えた。
久し振りに丹沢を歩きたいと思った。もっとも、最近の丹沢は鹿が増えすぎてヒルが多いらしいが。まさに蛭ヶ岳らしい。それと、相模川付近から見た丹沢は、蛭ヶ岳は見えないものの、水田の青の上にすっくと立ち上がり、見応えがあった。さすが、神奈川の名山だ。
東京駅に着き、少し歩いてアポイントのあるビルに入ると、東京のかなりのビルはそうなのだが、えらく暗い。眩しい夏の日差しの中を歩いた分には、しばらくビルの内部が半分見えないに等しい。人にぶつかりそうになりながら指定された部屋に入ると、背広やジャケットを羽織った、しかしさすがにノーネクタイのサラリーマンがいる。
暑くないのかなと思う。前から思っているのだが、真夏でも金融関係のサラリーマンはネクタイと背広である。それが礼儀らしいが、汗をふきふき、それもカッターシャツに汗をにじませながら応対されると、かえって暑苦しい。「失礼なやっちゃ、とっとと消えろ」と思われなくもない。
できれば、ビルの入り口ぐらいはちゃんと照明してもらいたいものだ。存続の怪しげな会社のビルの入り口が暗いと、「ついに潰れたの」なんて思ってしまうし。その代わり、別に室内は半袖のシャツだけでいいと思う。
日本は変に律義すぎる。O型人間的発想で、適当でいいのではないか。と、まさにO型人間は思ってしまうのである。そう言いながらも、講演するときには「背広とネクタイをどうしようか」と迷ってしまうのだが。ちょっとA型っぽいO型なのかな。

2011/06/23


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