川北英隆のブログ

京都の夏の始まり3

毎年のことだが、京都の夏といえば祇園祭である。京都に住んで8年目の夏だから、平常心で祇園祭に接しられるが、それだけに夏が来たとの思いが強い。
今年は6/30から長刀鉾、函谷鉾が祭りの準備を始めた。たまたま四条烏丸に用事があり、そこを根拠というかネグラにしている(その付近に普段は保管されている)2大鉾の動きを見ることができたから。例年、いつから始動するのかは不明だ。
京都の夏は実は大学時代に4回経験していたものの、すでにブログに書いたかも知れないが、祇園祭とは縁がなかった。
祇園祭のハイライトの頃は山のシーズンの始まりでもあり、当時の大学は夏休みに入っていた。確かそうだったと、あいまいに記憶している。比較的ちゃんと授業には出席していた方だが(出席しておかないと、最後にドタバタになるので)、それでもあまり関心がなかった。とにかく、7月中旬には山のクラブから北アルプスに行くのが恒例になっていた。事前に装備の打ち合わせなどをしていると、祇園祭なんて思いも寄らない(他のメンバーがどうだったのかは知らないが、遊び人だった友達も大学時代の祇園祭のことを口にしないから、あまり関心がなかったのだろう)。当時の山鉾巡行の記憶は、ある夏、八坂神社付近をバスで京都駅に向かいながら窓越しにちらっと見たような、かすかなものでしかない。
その祇園祭だが、7/17の午前から昼過ぎにかけての山鉾巡行がハイライトである。関心があるのなら京都新聞のサイト、http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gion/ を参考に。
しかし、前日、前々日、そのまた前日の夜もなかなかのものだ。山や鉾が主催する町の通りにどんと据えられ、当然、自動車は通行禁止、夜店もたくさんあり、裕福な町屋がお宝を展示して公開している。祭りの日だから、「実はこんなんを持ってますのや」と、その日ばかりは積極的に(といっても、外人ほど出しゃばってはいないが)、財力を誇示しても大目に見られるのだろう。
今年は3連休がハイライトの日だから、地元住民としてあまり近寄らないのがいいかもしれない。それよりも、去年の拡張版として、朝にそれぞれの山鉾全部を訪問するのかな。

2011/07/04


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