川北英隆のブログ

「やってくれはりますな」3

特定政治家批判の「やってくれはりますな」が長続きするとは想定外だ。何て書いたものの、今日の政治家のだらしなさからすると当然か。しっかりした政治家もいるはず、いつか浮上してほしい。
もはや何でもありの状況である。以下の文章の前提として、原発に対して、私自身は中立だ。そのつもりで読んでいただければと思う。
もう少し言えば、以下のどちらの生活にも耐えられる。ポートフォリオも柔軟に構成してある。強いて言えば、今後数十年、原発事故の再来の可能性は低いから、それ以上生きない者にとって、原発再開・継続の方が望ましいかもしれない。しかし、その差は大したことないだろう。
原発を再開した場合、安全対策に対する費用がかさむ。原発が「安い」とは言えなくなるかもしれない。その再開コストの算定が必要だ。しかし、そのコスト負担、すなわち電力料金の値上げの可能性さえ我慢すれば、今までに近い生活が期待できる。
原発の全面廃止もOK。ただし、貧しさに耐える覚悟が必要だ。それを原発反対派はしっかり表明(というか認識)しなければならない。もちろん、いずれ発電能力が復活し、原発に代わるものが登場するかもしれない。しかし、発電能力の復活は当分の間、無理である。そのとき、電力料金が値上がりする。いつ停電になるかもしれないから工場が海外に移転して国内から仕事が消えていく。冬も夏も何年間かは我慢の生活が続く。日本の貿易収支の赤字が深刻化する。そういう事態がほぼ間違いなく生じることを把握しておかないといけない。
その点、「総理」(とあえて括弧書きで書くが)はどうなのだろう。橋下はんと一緒で(同じ穴のムジナで)思いつきというか、人気取りというか、自己都合で政策を決定していくのか。最初、中部電力・浜岡原発は鬼手だったが、それと同じことを連発すると、「深い読みはなく」、「単純に総理生命にとって有利かどうかで意思決定している」と読まれてしまった。
このままだと、震災を無視し、自己都合の衆議院の総選挙があるかもしれない。菅はんは、その総選挙に当選するのだろうか。選挙区の良心が問われるだろう。

2011/07/07


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