川北英隆のブログ

関西人的な電力消費感覚

パソコンで不可欠なソフトは「グーグル・デスクトップ」だ。いざという時に役立つ。その設定が不完全だと判明し、1日がかりで設定の完了作業をしている。その間、パソコンを使用したままだ。
デスクトップ型の、それもアメリカの会社が設計したパソコンはやたらと電力を食う。わが家のパソコンのマニュアルをざっと見た。消費電力量は載っていなかったのでうろ覚えだが、1kWを超えていたと思う。夏はパソコン本体から発する熱と格闘しながらの作業になる。冬、寒さが本格化しないかぎり足元が温かい。
それはともかく、冒頭のグーグル・デスクトップが役に立つときとは、「この言葉をどこかで使ったはずだ」、「どこだったのだろう」という時だ。もしくは、「以前にこんな資料を作ったはずだが」、「その時、こんな項目を使ったな」という時だ。気になる言葉や項目をキーとして検索すると、そのファイルが即座に示される。Windowsにも同じ検索機能があるが、遅い。ファイル名だけの検索ならまだしも、ファイル内の言葉を検索するとなると、とんでもないことになる(だいぶ前の経験なので、改善されていたら陳謝します)。そうそう、このプログでも同じ趣旨のことをどこかで書いたはずだ。「いつかな」と検索する気はないが。
その機能を昨日、久しぶりに使った。と、見つけ出したいファイルはすぐに出てきたものの、その検索結果のトップに赤字で、「一部の結果のみです (19% 完了)」とあった。グーグル・デスクトップはパソコン内のファイルをすべて調べあげ、辞書ファイルのようなものを作るのだが、その作業が未完という表示である。その調べあげの作業はパソコンがアイドル状態にある時を見計らって行われる。100%完了までの予想時間も表示されていた。16時間程度だった。そんなアイドル時間を自然体で待っていると多分パソコンが壊れるまで無理だろうというので(比較的こまめにパソコンの電源管理をしているので)、食事の時も、寝る時もパソコンの電源を落とさず、眠らせもせず、調べあげ作業をさせることにした。
「関電の電力不足が進んでいるときにアカンやん」ということかもしれないが、そうは言ってもまだ余裕があるわけだし、ここは関西だし、悪いのは電力無策の政府のわけだとか言い訳しながら。それに、「いずれ電気料金の値上げが避けられないやろから、買いだめみたいに、安いうちにやらんとあかんことをやるのが合理的や」との発想も浮かんだ。
起きると、昨夜の作業の効果があったのか、パソコンのある部屋の温度が数度高くなっていた(肌で感じた)。しかし、結果は「96%完了」だった。今日も続きの作業だ。

2011/07/18


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