川北英隆のブログ

大文字山101

大学での来客を済ませ、大文字山を越えて帰った。朝、家を出る時から、今日は山越え日和だと思っていた。夕方、曇から雨になりそうで、ここ数日と比べて涼しそうだったから。
実は今日は101回目の大文字山の頂上だった。あまり同じ山に登らない主義なのだが、簡単にやれるトレーニングだと思えば仕方ない。それに、何回か書いたように、季節によっても、天候によっても、時間によっても山は表情を変えるので、それなりに楽しめる。大学時代には1回も頂上を踏まず、京都に移り住んで7年半の間に登ったわけだから、年平均13回以上登ったことになる。月1回ちょっとである。少ないような気もするが、冬にあまり登らないからだろう。
今日は天気予報のせいもあるかとも思うが、山に人が少なかった。頂上付近ではガス(霧)がかかった。雨はほとんど降らなかったが、あたりが薄暗くなる。と、リスが一匹木を上っていった。大きかったからタイワンリスかもしれない。遠くで鹿の鳴く声もする。人が少なく、それに曇って涼しいから動物が喜んでいたのかもしれない。
昆虫では、今年初めてハンミョウをみた。ハンミョウって何やというと、斑猫と書くが猫ではない。ネットで検索すると、その美しい姿が、しかし獰猛な習性が判明するだろう。このブログでも1回登場したように記憶している(去年の7/24だった)。
もう1つの昆虫はスズメバチである。去年の秋もそうだったが、オオスズメバチが枯れかけた木に複数匹集合していた。ネット(Wikipedia)で調べると、「秋には・・・キノコの一種であるシラタマタケ・・・を好んで摂取する」とあるので、枯れかけた木に生えるキノコ類を食べているのかもしれない。どこに集まるのか知ることができたので、次回から要注意である。
これからも大文字山のお世話にならないといけない。ミズナラ枯れが今年も多い。それとともにスズメバチも秋に大集結するのか。これから毎年秋、ハチが好まない白い服を着て、虫除けネットをかぶって歩かないといけないなんて、堪忍やと思う。

2011/09/16


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