川北英隆のブログ

日本の上海錦江飯店

以前から気になっていた中華の店がある。東京は中央区新川にある上海錦江飯店だ。錦江飯店は上海の中心にある高級ホテル名である。それと同じ名だから、出店かなと思っていた。
調べると、「上海名門ホテル錦江飯店が経営する日本唯一のレストランです」、「中国政府公認特級調理師による最高の本場の逸品と本格飲茶を」とある。キャッチはともかく、それなりのレベルだろうということで、今回、機会を見つけたので食べにいくこととした。
もちろん?夕食である。表から調理場などが見えているので、席は1階かなと思ったら、地下にあった。しかも、入ると誰もいない。「ええっ」と思いながら、コース料理を注文した。中華の店に行くといつも頼む料理があるのだが、初めての店だし、「誰もいないとなるとコースしかないやろ」というところだ。
どんな料理でもそうだが、店のレベルは前菜で大体分かる。出てきたものといえば、麩を使ったのが2種あった。食べるとなかなかのものである。「誰もいないので心配したが、これならええやろ」と思い、後は安心して食べた。実際、ちゃんとしたコース料理が出てきた。ビールの後に飲んだ紹興酒も美味かった。
結局、誰も来なかったので早々と請求書が登場した。会計を済ませ、その帰りしな、ふと見ると店員がレジの清算をしていた。札がたくさん見えた。多分、昼食が流行っているのだろう。夕食時に誰もいなかったにもかかわらず、素材もしっかりしていたし。
ネットによると上海錦江飯店の評価は高くない。味にパンチがないらしい。でも、実際に食べると上品な味だし、化学調味料も多くない(使っていないかどうかまで舌が鋭くないが)。それに上海の味を継承している。京都で最高のおばんざいの店も評価が高くないから、味覚がネットへの書き込み族と異なるのだろう。再確認のため、今度は昼の部に行ってみたいと思う。

2011/09/22


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