川北英隆のブログ

ゴマメを食べる

早くも10月下旬になろうとしている。気温が高いので普段は忘れているが、20年位前なら、この頃の上越国境は紅葉が終わろうとしていた。紅葉が終わると正月が来る。お節料理が楽しみだ。
とはいえ、以前に書いたように、いつも頼んでいた「とり市」が料理人の失踪?によってお節を取り扱わなくなった。自家製のタケノコやマツタケを使ったお節がなくなって寂しい限りだ。これまで2回、他のお節を試しているが、まだ定番は見当たらない。そういえば、東京の時に頼んだ東京は四谷にある峨眉山の中華お節も良かったが、配達してくれないと記憶している。もう一度チェックする価値はありそうだが。
それはともかく、正月に出てくる料理が昔から好きだっただろうか。カズノコ、ボウダラ、クワイ、ゴマメは子供の口に合わないだろう。現在、普通の家庭がこんな古風な正月料理を食べるかどうか、よく知らないが。特に東京で食べるのはカズノコくらいではないだろうか。
で、今はどうかというと、実はカズノコ、ボウダラ、クワイ、ゴマメが大好きだ。とくにゴマメが比較的安くて美味いと思う。ちなみに、ゴマメって豆やないので、念のために。「ゴマメの歯ぎしり」のゴマメだ。
そのゴマメが京都では年中売っているらしい。先日、店屋で調理したものを家内が買ってきたので、すぐに食べた。家で調理するのとは趣が異なっていた。家では大学芋のように飴状の液でゴマメが何匹も絡まっていて、かつ固いが、買ってきたものは軽く絡まっている程度で、かつゴマメ1匹が大きく、さくさくしていた。でも、美味かった。
正月でもないのにゴマメが食べられるなんて感動ものだ。仕事の方は、ここ一ヶ月程、「盆も正月も」は当然のこと、日曜日もない状態だが。

2011/10/19


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