川北英隆のブログ

京都の冬は千枚漬

11月になった。暑い一日だったが、やはりそこは11月となれば冬。京都には千枚漬が出始めた。カブ(蕪)の甘酢漬けは子供の頃から好きだったが、千枚漬の大きさのものは奈良になかった。
昔からの食べ物だと思っていたが、意外と歴史は浅いらしい。家内は錦通りのすぐ下(南)にある大藤の千枚漬が好きだそうだ。それを今日買ってきたので、夕食に食べた。と、今までになかった紙が一枚入っていた。
曰く、千枚漬を始めたのは大黒屋藤三郎、略して大藤が最初だそうだ。時は1865年、御所の料理として、聖護院蕪を使って考案したそうである。当時の創作料理だ。なんて言うと、安っぽすぎると、どつかれるかも。
アルコールと一緒に食べるには、千枚漬は少し甘いが、でも京都の冬には欠かせない。これからいろんな店で千枚漬が登場する。店ごとに違う味を食べ比べるのもいいかも。そんなに食べられないが。

2011/11/01


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