川北英隆のブログ

ラスベガスで大儲け

昨日(11/23)の日経朝刊、1面下のコラム「春秋」に大王製紙事件に関連し、カジノの話題が取り上げられていた。冷静になるのがカジノで勝つコツだとか。実はラスベガスで勝ったことがある。
ネバダ州のグレートベースン国立公園にあるホイラー山(Wheeler Peak、3981メートル)に登り、グランドキャニオンを見学し、帰りにラスベガスに泊まった。飛行機は東京・ラスベガス間を予約していた。友人2人との旅だった。
ホイラー山の頂上に立ったし、グランドキャニオンの日の出を見たしと、ラスベガスへの帰りのレンタカーの中では上機嫌だった。
ラスベガスは安宿だったが、カジノ街のホテルを予約していた。友人の1人がカジノに行ったことがあり、ものは試しに行こうということになった。レンタカーの中で、カジノで大儲けしたらどうするという話題になり、「そら地平線しか見えない広大な土地を買い、そこに豪邸を建てて暮らす」と夢を語った。「そんなに儲けなくても」と一番年下の友人は冷ややかだったが、「それならカジノに行く意味がない」とか言ったような。
ラスベガスに着くと、雲一つなく暑かった。街の散策なんととんでもない。安宿はさすがに安宿、建物がオーブンのように熱を持っていた。冷房の効いたカジノに入らないと焼け死にそうだった。
スロットマシーンをやった。ジャラという感じで何回かに1回の割でコインは出てくるが、ジャラジャラとはいかない。それでも1時間くらいやっていただろうか。いい加減飽きたし、疲れてしまった。コインを数えると儲かっている。友人たちは多少負けていたようだ。そこで「止めよう」宣言をした。一番若いのが、「大儲けするのではなかったの」と不服そうに言ったが、「そんな儲かるはずないやん」と、コインを現金に交換した。
安宿への帰り、儲けのほぼ全てを使い、ビールを10本くらい買ったと思う。まだ熱気の残っている安宿で「驕りや」と祝杯を挙げた。冷たいビールが喉と身体に気持ち良かった。

2011/11/24


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