川北英隆のブログ

今日は結婚式

今日は従兄弟の長男の結婚式だった。京都駅前のホテルで挙式されたので気楽に出かけた。クリスマスが間近なので、その飾り付けの綺麗なホテルのメインロビーで牧師が二人の結婚を認めた。
メモ的に書いておくと、その新郎は私の高校の後輩に当たるとか。従兄弟は農家と消防隊員を兼業している。消防は毎日出勤する必要がないので(その代わりに夜勤があるのだろう)農家と兼営が可能だとか。新郎も京都府の消防に勤務している。もっとも上級職とのことなので、農業との兼営が可能かどうかは不明だ。
結婚式の出席は久しぶりだった。そもそも披露宴をやるだけ、人生の記念にしようとの意識が強かったのかもしれない。仲人はいなかった。友達感覚で進行する披露宴だった。そんな軽いタッチの披露宴だったが、最後は両家の代表として従兄弟の挨拶となり、次に新郎の挨拶があった。
そのとき、ずっと笑顔だった新郎が涙を流した。何に感極まったのかは不明である。それを見て、我々の結婚式のときの最後の挨拶で父親が涙を流したのを思い出した。新聞記者だった友達にカメラマンをしてもらっていたが、「こんなことは滅多にないから」とその父親の顔をアップで撮ってくれた。今回、新郎の挨拶の顔を誰かがアップで撮っただろうか。
思うに、人間にはバランスがある。明るい性格には裏面がある。多弁にも裏面がある。これらの逆も同様である。60年も人間をやっていると裏が見えるようになる。貧乏人が実は豊かな心を持っていて、金持ちの心が貧しいということも言えるだろう。後者の場合、多少の例外があることを願うばかりだが。

2011/12/23


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