川北英隆のブログ

高縄山に登る

四国は松山方面で北側にふくらんでいる。松山と西条を結んだ線の北側がこのふくらんだ部分に相当し、高縄半島と呼ばれている。この半島にいくつも山があり、その主峰が高縄山(写真は北条から)である。
主峰といっても高縄半島の最高峰ではない。
鈍川もそうだが、半島全体が花崗岩質なようで、どうも火山性の半島のようだ。高縄山は鈍角の三角形をしている。登山するには北条からアプローチする。松山からJRで20分程度、学生で満員の電車に乗った。駅前からバスはあるものの、タクシーを使っても1300円程度である。しかもバス停からさらに上にまで入ってくれるので、タクシーがお勧めだ。
登山口はいくつもある。今回使ったのは北条に一番近くて、よく使われている院内コースである。
院内の村中でタクシーを降り、神社の横から登る。道標が完備しているし、道の整備もしっかりしている。ほぼ一本調子の登りで、高度差800メートルだから、体力さえあれば1時間少しで頂上直下に着く。そこからはらせん状の緩やかな登りである。
植生だが、カシの混じった雑木から植林になり、最後に雑木になる。頂上周辺はなかなかいい落葉樹林で、鳥が多い。動物もいる。登った日にはコゲラとリスを見た。
残念ながら頂上にはNTTの大きなアンテナがある。もっとも、アンテナの横に展望台があり、その上から瀬戸内海、石鎚が見える。
帰りも同じ道をたどった。院内でタクシーを呼び、北条に戻った。駅で電車を待ちながら、朝、コンビニで買った握り飯を食べた。
高縄山はなかなかいい山である。松山から近いし、機会があれば登ればいい。とはいえ、石鎚山がはるかに有名だから、どうしても高縄山は後回しになるだろう。
高縄山.JPG

2012/04/09


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