川北英隆のブログ

ロンサム・ジョージ

ロンサム・ジョージ(Lonesome George)が死んだ。「誰や」というと、カメの中で一番有名な、ガラパゴスのゾウガメの名である。ピンタ島に生息していたゾウガメの亜種で、最後の一頭だった。
詳しくは今日(6/25)のニュースを見て欲しい。ロンサム・ジョージは1972年、ガラパゴス諸島のピンタ島で発見された最後の一頭だった。推定年齢100歳以上とされるとか。ガラパゴスには島ごとにゾウガメの亜種がいる(いた)。
ガラパゴスに行ったとき、ゾウガメの写真を撮った。詳しく記録していないので不確かだが、写真がロンサム・ジョージだったと思う。サンタクルス島の研究施設で飼われていた。2005年のものである。横に立っているのは現地のガイドだ。
当時、動きが活発ではなかった。そんなものかも知れない。
ゾウガメは活発に動かなく、しかもあまり食べ物を与えなくても生きるらしい。だから非常食として大量に捕獲され、遠洋航海の船に積み込まれて食べられた。このため、絶滅の危機に晒されたわけだ。ロンサム・ジョージも、その犠牲亀の一頭である。心から冥福をと言わざるをえない。
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2012/06/25


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