川北英隆のブログ

登山での水分補給

日経のネットを見ていると、夏場の水分補給に関する記事があった。良い記事なのだが、登山時に関して少しだけコメントしておく。
記事は次のサイトにある。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0102P_R00C12A8000000/?dg=1
昔の常識は「水を飲まないのが良い」というものだった。大学の1年生まで、それを信じていた。しかし、登山の途中、我慢できなくて水分を大量に補給したことがあり、しかもその後の調子がすごく良かったものだから、「飲まないといけないのでは」と思うようになった。しばらくして、「水分を十分に補給するのが良い」というのが常識となった。今、この常識を知らない者はいないと思うが、念のために書いておく。
登山では、これも日経のネットの記事にもあるように、スポーツドリンクを飲むのが一番良いようだ。実際に試しているから、自信を持って言える。
いつもの方法は、ポカリなどの粉(袋詰)を買ってきて、既定の倍の水分で薄めたものを持ち歩き、飲むことだ。メーカーの既定の薄め方だと濃すぎるようで、たくさん歩いた後の身体が受け付けない。冷やす必要はない。常温でも乾いた喉には美味しく感じる。また、スポーツドリンクに含まれた糖分がエネルギー補給にもなる。
ついでに書いておくと、水分補給にビールが良くないのも当然である。この点はアラーの教えが正しい。とはいえ、夕方、山小屋などで飲む1本は最高だし、ウィスキーを水場の冷水で割って飲むのも最高である。もちろん、その前後にたっぷりと普通の方法で水分補給することが大前提となる。

2012/08/05


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