川北英隆のブログ

山の分校の生徒を夢見る

昨日、午前に大学で会議があった。午後は3時過ぎに自宅付近での予定があるだけ。ふと思いついたのが、大文字越えで研究室に入ることだった。帰りも山越えすれば分校に通う生徒になれる。
早起きし、蹴上から大文字山に登った。平日の晩秋、静かな山道だった。蹴上に下る登山者が2人いた。銀閣寺へ下る道では5人ばかりに出会った。春や夏には考えられないほどの少人数である。麓の日向神社と銀閣寺はまだ紅葉が見頃だった。
山には小鳥が多かった。冬支度の最中だろうか、よく鳴いていた。コゲラが小さい樹の幹を叩く姿を見ることもできた。山道の紅葉はピークを過ぎていたが、落ち葉を踏みしめて歩くのが気持ちいい。
家から2時間少しで研究室に着いた。着替えて会議に出るには十分な余裕があった。しかし、その会議が紛糾し、山越えして自宅近くに戻る時間がなくなってしまった。残念ではあったが、帰りは鴨川沿いに歩いて帰った。山道を走ればよかったかなと、少しは思ったが。
ラミパス・ラミパス・ルルルルルというわけで、山の分校の生徒の夢はあっけなく消えた。残念なので、次の機会を狙うつもりだが。

2012/11/30


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