川北英隆のブログ

Kindleで遊ぶ

正月休みにネットで注文したキンドル(ペーパーホワイト)が届いた。早速使って見ることにした。調べると、無料でダウンロードできるアイテムがいろいろあるので、その中から選んで試読した。
普段、タブレットをあまり使っていない。パソコンがいつも身近にあるから、あえてタブレットを使おうとは思わない。歩くときは付近の音や光を楽しみ、電車の中では適当な揺れの中で考えごとをするか、車窓の風景を楽しむのがいい(なんて、座れれば寝てしまうことの方が多い)。会議用にiPadを与えられているが、会議以外には持ち歩かず、普段は机の中に寝かせている。
だから、最初はキンドルの操作に不慣れだったが、遊んでいるうちに慣れた。そうすると「なかなかやな」と思えてきた。
まず軽いから、寝転んでも読める。そもそもキンドルにした理由の1つは、この軽さにあった。分厚い本もダウンロードできるから、その読書に非常に便利だろう。飛行場などでの待ち時間に使えると思える。
次にこれが重要だが、画面が柔らかい。アマゾンの宣伝にあるように、紙に印刷されているような印象だ。このため、長く画面を見ていてもパソコンのようには疲れない。しかも、単語を指先で1秒程度軽く押すと、その意味が表示される。辞書が内蔵されているからだ。
以上、コマーシャル的になったものの、アマゾンの回し者ではない。
その証拠に決定的に残念だと思うことがある。それはまだまだコンテンツが少ないことだ。本のタイトル数は165万と表示されるが、そのうち洋書が156万である。和書は10万足らず。しかも著者や分野に偏りがある。この点はアマゾンの責任ではなく、日本の出版業界の問題なのだろう。とはいえ、これがどうにかならないと、最後までキンドルで遊ぶだけで、本格的に利用する状態には至らないだろう。

2013/01/14


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