川北英隆のブログ

海外へは注意深くかつ大胆に

2/19にカメルーンで誘拐事件があった。昨年訪れた国だったので早速確認すると、カメルーン北部の「ワザ国立公園」である。昨年の状況は記憶に定かでないが、北部は要注意地域だっただろう。
というのも、地図を見ると明らかなように、そもそも砂漠地帯である。内戦のあったチャドとの国境があり、政情の不安定なニジェールに近い。資源によって経済発展が著しいナイジェリアとも国境を接しているが、そのナイジェリアの政情は決して安定しているとは言えない。そもそもカメルーン自身、北部は国土の端にあるため、政府自身の監視が十分ではない。
国境付近ではとかくいろんなことが発生する。日本のように国境が明確と思われがちな島国であっても、尖閣や竹島のような問題が発生していることに留意すべきだろう。ということで、特定の国の国境付近を旅行するには慎重であるべきだ。それも、首都から離れていれば特別な注意が必要となる。
とはいえ、そういう国を避け、実情に目をつむるのはかえって問題である。そういう国の首都だけを訪問するのも、情報の偏りを広げる結果に終わりかねない。
世界の要人の中でアフリカを中心とする最貧地域の実情をかなり正確に把握できている割合は少ないだろう。ましてや日本の要人では皆無に近いのではないか。日本が世界をリードしていくためには、最貧地域の実情を客観的に把握する必要性が高い。そのためには、電撃訪問を初め、計画的かつ大胆な行動が求められる。

2013/02/23


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