川北英隆のブログ

一票の格差にどれほど真剣なの

昨日、東京は法務省の前を歩いた。えらく警備が厳重なので、「何があったのか」と思ったが、どうも一票の格差に関する東京高裁の判断だったらしい。
昨日、その東京高裁は憲法違反との判断を下した。今日、札幌高裁も同じ判断だった。当然だろう。合憲なんて言われると、裁判所は税金で給与をもらっているだけのゴクツブシとなりかねない。
しかし問題は、先の衆議院選挙を有効としたことである。これでは、「違憲状態での選挙をやった者が勝ち」を認めたことになる。ますます裁判所の独立性が疑われる。
今後も高裁の判断が何回かでるそうだが、どこか1つでも、「先の選挙は無効、やり直し」との判断を出さないといけないのではないか。そう思う。
そうでないと、「やった者勝ち」の状態が続き、選挙制度改革は先送りされてしまう。前にも書いたが、選挙制度の改革は、猫に(ごめんね)鰹節の状態であり、首相をはじめとし誰も真剣ではないのだから。

2013/03/07


トップへ戻る