川北英隆のブログ

お笑い郵便局3(結末)

昨日、「いちびり続けてもしゃあない」というので、指定してあった郵便局に払いに行ってもらった。「何で罪人でもないのに、こっちから、へへえと出頭せんとあかんのや」と疑問は依然残るが。
最近は税務署でも時期になると確定申告のための書類を郵送してくれる時代だ。それを郵便局がしないというのは、相手に何か事情があるのか(社内書類として残したくないとか)、それとも顧客対応ができていないかどちらかでしかない。
「流行りの振り込め詐欺違うか、書類を送れ」とごねるべきだったかも。お人好しか、電話が架かってきたとき、そこまで考えもしなかった。
それはともかく、「税額徴収分」と書いた大仰な382円の領収書をもらって完結した。この領収書には、「事務手続きミスのため」とは書いていない。相手が近くの郵便局に電話でどう伝えたのかはともかく、平和裏に終ったのだろう。
この同じ日、日本郵政グループの社長が交代するとのニュースが流れた。後退の理由はともかく、新しい社長は高齢(77歳)である。いろんな民間候補に断られたとの新聞記事である。「そらそうやな」と思う一方、今回、新しい社長になってどれだけ経営に変革がもたらされるのだろうか。
歴代の社長は日本郵政の体質を変えられなかった。この点は、相続の事務手続きで十分に実体験した。郵便はともかく(これも結構怪しいが)、ゆうちょ銀行は、年寄り以外、近くに適当な金融機関がないかぎり、付き合いたくない先である。政府100%出資の現状を変え、一気に民営化して競争に晒すしかないのだろう。現時点で民営化という荒療治が成功する保証はないものの、このまま続けたところでジリ貧は目に見えている。

2013/05/11


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