川北英隆のブログ

郡山の店・菊屋

先日、郡山の実家に行ったついでに菊屋の和菓子を買って帰った。銘菓「城の口」を食べたいとのリクエストがあったから。子供の時以来、食べた記憶があまりない。好きでなかった。
しかし、元の会社の女性の大先輩が好きだったとのことを聞いたので、どうなっているのかとの興味もあり、買ってみた。本店に行くのは少し遠かったので、近鉄郡山駅の出店で買った。親指の先ほどの菓子なのに、1つ80円少しする。「ええっ」と思ったが、今時のいい和菓子は高いので、15個入りを買った。
家であっという間に食べてしまった。子供の頃好きでなかったのは、子供にも小さいと感じる菓子だったせいだろう。「もっと大きな菓子、寄こせ」。
でも、子供の頃の感じ方と異なり、美味かった。柔らかい餅に粒餡が包まれ、その上にきな粉がまぶされている。実はこの和菓子、豊臣秀吉に献上するために考案されたのが始まりとか、26代目の効能書きに書いてあった。創業1585年とのこと。
ということで、大人の菓子である。次の機会に菊屋で最中を買って帰ろうと思う。これは好きな菓子だが、ネットでは売っていないそうだ。ちなみに城の口、正式名称「御城之口餅」はネットで買えるとか。ただし送料が高すぎる。

2013/05/09


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