川北英隆のブログ

大文字山で試し履き

土曜日、大文字山へトレーニングに出かけようとして気づいたのが、登山靴をエチオピアのガイドに渡したことだ。そこで昨日の夕方、新しいのを買い、今朝は試し履きに山越えで職場に行った。
家には皮革製の重い靴はあるが、軽登山靴がなくなった。いつ、それなりの山に行くかもしれない。時間があるうちに新しい靴を買っておくにかぎる。そう思い、京都駅前の登山用品屋に出かけた。いろいろと履き比べようと店員を呼んだところ、最初に履いたのがぴったしだった。でも値段が同じクラスの他の靴よりも2割くらい高い。
高い理由を質問すると、本物の皮を、岩などが当たる部分に使っていると。また、製造が中国ではなく、イタリアだとのこと。別にブランドで山を歩くわけでもないし、軽登山口の壊れ方は早いから、イタリア製であろうが、皮を使っていようが、どうでもいい。
エチオピアに残してきた靴も、買ってから多分7年、大して壊れていないのだが、靴底が少しずつ剥がれてきていた。接着剤の劣化によるものではなさそうだが、いつ靴底がパカっと落ちるかもしれないと思うと不安だ。それでエチオピアに嫁入りさせた。そういえば、その前の靴はパプアニューギニアに嫁いだ。
それはともかく、「他に安くてぴったしなのがあるやろ」と、いろいろ試してみた。しかし、いずれもフィット感が悪く、これというのがない。で、「最初のでええわ」と、高いのを買ってしまった。靴が僕を呼んでいたようだ。
今朝の試し履きでも、誂えたように足に合っている。だから軽い。前のと同じく7年間履くとすれば、人生最後の軽登山靴になる可能性も多少ある。そう考えると高くもない。
ということで、一生ものかもしれない登山靴の写真である。イタ公(って差別用語かもしれないが、この場合は本来の貴族に対するような尊敬の念も込めて)の靴らしく鮮やか。街歩きにもカラフルでいいかも。こんなのを履いて研究室の建物を歩くのは・・と思ったものの、次回もやってみようか。
イタリア登山靴.JPG

2013/05/14


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