川北英隆のブログ

面倒な単元未満株の売却

日本株を売り上がるついでに、端数として保有している株式、いわゆる単元未満株の売却もやっている。そこで面倒なのは、信託銀行の預かり(特別口座)となっている株式である。
かつて、日本の株式には額面があり、50円額面の株式は1000株単位、500円額面のは100株単位での証券取引所売買だった。この原則が崩れ、多くは100株が1単元となり、この単元単位で証券取引所での売買がされる。
困るのは、単元未満の株式である。かつては無償割当と称して、1000株に5株とか10株とかの割当増資があった。今の株式分割である。これがあれば単元未満株が発生しうる。また、合併も原因となる。合併比率が1対1のような整数でないかぎり、やはり単元未満株が発生する。
僕の場合は合併で単元未満株が発生していた。それを売却するには、株式事務を代行している機関(多くは信託銀行)がどこなのかを探し、一方で「何株保有しているのか」を知っておかないといけない。株式割当て時の通知書を保管しておくか、配当等が支払われる時に記載してある株数を記録しておくか、最初から財産管理をきちんと行っておくかが必要となる。分からなければ株式事務代行機関に問い合わせることだと思うが、僕はそこまでルーズではないので、問い合わせればどうなるのかは知らない。
で、今回、単元未満株の発生していた企業は、実は最近、単元を1000株から100株に変更していた。このため、単元株として売買できる株式まで株式事務代行機関の預かりとなっていたわけだ。そのことは知っていたので、株式事務代行機関に現在の単元株(数百株)と単元未満株を合わせて「売却」の申請書類を出した。しかし、株式事務代行機関はあくまでも単元未満株の売却しか受け付けないとのこと。単元株は、まず証券会社の口座に移してから売却手続きをしてほしいとの通知がきた。
10日程前にその手続依頼を郵送したが、まだ完了していない。まあ、株価が上がっているからいいようなものの(この手続き中の企業の株価がどうなっているのかは見ていないが)、大変である。金額が大したことないから、余計に面倒だと思ってしまう。

2013/05/16


トップへ戻る