川北英隆のブログ

アンドロメダ銀河の写真

ハワイ島に設置されている「すばる望遠鏡」のカメラが一新されたそうだ。7/30、そのカメラによるアンドロメダの写真が公開された。素晴らしいの一言、写真をダウンロードして楽しめる。
その写真に気づいたのは、研究室でネットのニュースを見ていたときだった。報道用の写真をダウンロードした後、「すばる」のサイトに入ろうとしたが、アクセスできなかった。昼休みの時間だったので、アクセスが殺到していたのだろう。
今日、改めてアクセスすると17MB近い大きなファイルの写真がダウンロードできるようになっていた。それを入手し、拡大して楽しんだ。
すばる望遠鏡による写真の公開サイトは次のとおりである。
http://www.naoj.org/Gallery/j_index.html
すばる望遠鏡はハワイ島のマウナケア(4205m)の山頂にある。火山だが、紀元後に噴火した記録がないとか。観測施設がたくさんあり、ほぼ山頂まで車で入れる。その途中、観測員の寝泊まりする施設が3000メートル近くの地点にあった。4000メートル地点での観測作業が過酷だからだろう。
車でハワイ島を西から東に横断したとき、東側から雲が上がって来ていたが、マウナケアとマウナロア(4169m)に挟まれた峠(2000m)付近から上は晴れ渡っていた。島の東側は貿易風が吹きつけて湿度が高いものの、中央部で湿度が低くなり、西側は砂漠に近い。山は高く、近くに灯りも少ない。この状況があるから各国の天文台がマウナケアに集まっている。
なお、マウナロアもほぼ同じ状況だが、こちらは噴火が続いており、施設は作れない。山としてのマウナロアは、その広大な火口を見るだけで感動ものなのだが。

2013/08/03


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