川北英隆のブログ

春はそこまで来ているが

今日、用事があったので奈良の実家に帰った。暖かな一日、ユニクロのダウンジャケットだけでも少し汗をかくほどだった。って、真冬でも10分から20程度歩くと汗が出てくるのだが。
郡山のかつてのメインストリートを、いつものように独り占めして歩いていると、通りに面した硝子窓の向こうに、大きなネコ達が5匹くらいいた。南から差し込むお日さんを、少しでも多く取り込もうと顔を硝子窓に必死で引っ付けていた。硝子を叩いてみたのだが、そんな音よりも「春の日差しや」といわんばかりに、完全に無視された。
家には濃い紫のスミレが一面に咲いていた。ロウバイ、アンズ、フクジュソウの花は終わっていた。早くもボタンの蕾が膨らんでいる。用事を済ませて京都市内に戻ると、今出川の歩道にはオオイヌノフグリの淡い紫の花が満開だった。暖かい日が1日でもあると、春が音を立てて進むようである。
それで、今年の京都の桜はどうなのか。観察してみると、例年よりも遅いようだ。まだ蕾が固いというか、ようやく蕾らしいものが膨らんできた程度である。よく分からないものの、4月にならないと満開にならないかも。とはいえ、4月までには後20日近くある。その間の天候でまるっきり違うことになろう。ということで、定期的に桜の状況を報告したいと思う。

2014/03/12


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