川北英隆のブログ

鴨川で発見したネコのこと

「発見」なんてSTAP細胞を彷彿させて縁起でもないかもしれないが、本当に大きな発見があり、愕然とした(喜んだわけでない)。「それは何や」というと、鴨川を歩いた今日のことである。
今日は非常に暖かな一日だった。夕方の6時ちょうど頃だったと思うが、帰ろうと思って研究室を出ると、東西に延びる廊下の西の端に大きく赤い太陽がまさに沈もうとしていた。今日は17日、春分が近いから、日没の太陽が真西近くにあるのは当然か。
久しぶりに鴨川を歩いて帰った。桜の蕾が急速に大きくなったようだ。毎年一番早く春を告げる柳がかなり青々してきた。褐色一面の河原が急速に青く染まるのを見ると、身体も自然に動く。
そんな河原歩きのルンルン気分を破ったのが、二条大橋の下にさしかかった時である。そこにずっとあったお家がなくなっていた。昨秋の大雨でも浸からなかったか、少なくとも流されなかったお家である。少し、ビニール類の残骸だけが残っていた。当然、自然災害のせいでない。
いつ移動になったのか。お家で暮らしていたネコ達はどうなったのか。少し周囲を見てみたがネコの姿はなかった。これから何回か通い、ネコを確認しないと。それにしても、鴨川のネコ達の姿がこの半年近くで急に寂しくなった。

2014/03/17


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