川北英隆のブログ

平和の日に二条大橋の猫

昨日、今日と蒸し暑い日が続いている。歩いて研究室に通うだけで汗が湧いてくるようだ。そんな中、今日は平和の日にふさわしい素晴らしい発見をした。といっても、二条大橋の猫を見つけただけ。
少しでも涼しい方がいいと、鴨川の散策路を歩いている。
台風の後、水の透明度が増しているし、水量もそこそこあるので水が青くて気持ちいい。三条大橋の下は石が敷いてあるのだが、その石が台風の大雨で流された小石や砂で磨かれたのだろう、鮮やかな緑色をしている。
とはいえ風がない。このため、「暑いなあ、大学に行くのよそうかな」である。今日もそんなダレた気持ちで二条に差し掛かると、河原を三毛猫が歩いていた。前にも書いたように、器量良しの猫だ。二条付近では台風の水は歩道に大きく乗り上げなかったのだろう。「良かった」というので少し呼んでみたが、こちらを向かない。
とその時、気づいた。橋の下で2人が座っているのはずっと前から見えていたのだが、それが二条大橋の下の元優雅人の夫婦、すなわち三毛猫の飼い主だった。やはり餌をやりに来ているのだ。というよりは、仕事(アルミ缶集め)を続けている。それが確認できた。
多くの優雅人は鴨川を去った。ではどこに暮らしているのか。一方、依然として鴨川の橋の下で暮らしている者たちを京都市はどうしようとしているのか。謎は続く。

2014/08/15


トップへ戻る