川北英隆のブログ

会計の高寺貞男先生の訃報

今日、クリスマスイブの訃報である。以前(7/2)に登場してもらった高寺先生である。その時、どういう理由で僕に電話があったのか、真相はいまだ不明ながら、良い記念になったように思う。
7/2には書かなかったことが2つある。
1つは、その時の電話での話題は高尚だったのだが、話し方は弱ってられるとの印象だった。80歳を超えても元気で海外を飛び回っている老人(80歳を超えるとさすがに老人)がいることを考えると、そういう印象を強く受けた。それがあるから、今日の訃報には「そうやったか」と思った。
もう1つは、高寺先生の会計学の講義には、3回生の時だったと思うが、実は分厚くて高い教科書を買い、最初の2回程度は出席した。というのも、卒業すれば公認会計士になろうかなとも思っていたから。遠い親戚が会計事務所を経営していることも影響していたし、純粋のサラリーマンになる気もあまりなかったから。しかし、数回出席して、「こりゃあかん」と思った。良し悪しはともかくとして、実務とほど遠かったからである。実家が商売をしていたため、会計の実務の入口程度は知っていたので、すぐに判断できた。卒業するとき、高寺先生の教科書は真っ新のまま古本屋に行った。まあまあの値段で売れたので、大損しなかったと思う。
その会計学の講義が実務的であれば、僕の人生は大きく変わっていたかもしれない。高校の同級生で東大に入ったのが2人、公認会計士になっている。進学する大学を間違ったのか(東京に住む気はほとんどなかったが)、それとも経済学部という選択自身に意味がなかったのか(理学部に行きたいとも思っていたので)、いずれにしても人生はどこで何があるのか分からない。
高寺先生の訃報に接し、改めて学生時代のことを考えさせられた次第である。ご冥福を。

2014/12/24


トップへ戻る