川北英隆のブログ

奈良の正暦寺を思い出す

昨日の日経・夕刊「関西View」に正暦寺が登場していた。実家のある郡山市のほぼ真西である。佐保川の支流である菩提山川が流れている。昨年5月に書いた城山と国見山の登り口に近い。
この正暦寺は最近、日本酒発祥の地として有名になりつつある。記事によると、1999年、かつて寺で作られていた清酒を復活させたとか。それ以来、正暦寺の名前が一般に登場するようになった。
以前、酒造りのことをテレビで見て、「そうやったんや」と思った記憶がある。この寺の清酒は「菩提酛(もと)」を用いた製法にあるとのこと。また、清酒の名は「菩提泉」と呼ばれたらしい。菩提山川は清冽な川なので、菩提泉という名にふさわしい。また、寺の正式名は菩提山龍華樹院であるから、山からの泉であろう。
実は菩提仙川は小学校の高学年から中学校の頃の遊び場だった。小学校の友人のM君と自転車で土曜日によく遊びに行った。何をするわけでもなかったが、正暦寺のかなり手前(昨年5月に登場した高樋の上)で自転車を止め、清冽な、でも深くない川に入って遊ぶのである。夏、木を揺するとクワガタが落ちてきた。そんなことも思い出した。
いつもの遊び場から寺までは行くことはあまり多くなかった。当時は地道だったし、高樋から先は坂がきつくなる。
自転車で時々行った正暦寺は木々が深かった。モミジが多く、秋には綺麗である。もちろん若葉の頃もいい。一度訪ねる値打ちのある寺である。ネットで調べればたくさんの情報がある。
修正:菩提山川と書いたが、国土地理院の地図によると、菩提仙川らしい。泉か山か仙か、いろいろとややこしい。何て書いた後で読み直したら、菩提仙川に変換していた部分が1つあった。

2015/02/06


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