川北英隆のブログ

東京から同期入社が来る

家で仕事をしていると携帯電話が鳴った。最近いろんな勧誘が多いので、それかなと思いながらも携帯を取ると、どうもそうではない。繋ぐと、「同期のMです」という。Mは複数いるが・・。
以前、京都に転居してすぐの頃に突然やってきたM君だろうと思って話したところ、「京都に来ていて少し時間があるので、お茶でも」という。時間を見ると11時少し前だった。「昼でも食べる」ということになった。
昼の選択肢を3つばかり用意して大丸の玄関で会った。選択肢の中から、以前にブログで書いた尾張屋の四条近くの支店に行った。最近では11.30からしか開かない。先日もそうだったが、今日も開店を待って何人か並んでいた。
その後はお茶である。京都ではイノダが有名だが、混んでいる。また、味は今一つというカミさんの評価もあり、蔦屋(ネットで案内がある)に入った。比較的空いているし、コーヒーの種類もあり、味はしっかりしている(と言うものの、コーヒー好きではないので、この点を割り引いて読んでほしいが)。
そこで話したのは主に投資のことである。M君は平日、パソコンの前に座って株式の売買をしているとか。デイトレーダーではなく、逆張り的に売買し、それをボケ防止にしているらしい。いつもは早く寝て、朝6時前に起き、テレビでニューヨークの相場をチェックし、その後で日経新聞の(大きな記事を読んでも仕方ないので)、「事実を淡々と書いた記事」(これは僕が付け足した表現)を読み、その日の投資方針を決めると話してくれた。
その中で登場した注目企業はソニーである(買い推奨しているわけでない)。ミラーレスの一眼レフを買った話は書いたが、そのソニー製のカメラに使われているイメージセンサーがなかなか優れている。ソニーの技術の底力だろう。この技術を活かす経営ができれば、ソニーの復活はありうる。この点、多くの家電メーカーとは違っている。
最後は10年後の話になった。M君は千葉県の開発住宅地に住んでいる。同年代が多いせいか、墓の勧誘の電話が多いらしい。「墓と聞いた瞬間に電話を切る」と説明してくれた。それで家族には、「墓は買わない、死んだら散骨してくれと言ってある」とのこと。
僕としては、「また勧誘か」と電話に出なかったら楽しい昼飯はなく、墓の話も聞けなかったと思った(聞いてどうというものではないが)。とはいえ、同期も微妙な年齢に到達したものだ。そうそう、以前にM君が来たのは2006年3月、職場を変わる直前の桜の頃だった。

2015/02/14


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