川北英隆のブログ

余計な新幹線の自殺事件

今日、朝一番の新幹線で東京から戻ってきた。昨日、東京で用事をすませ、ついでに学会(ERM学会)の記念行事の打合せをしたから。で、今朝の講義を終えてニュースを見ると、新幹線から煙との文字が飛び込んだ。
報道からすると自殺らしい。場所は自由席車両である。僕も時々予約変更が面倒な時に自由席を使っていて、その時の印象でいうと、自由席の乗客はどちらかといえば雑多である。そういう意味で、「やっぱし変なのが乗るのや」と思う。
小型のポリタンクを持っていたという。そこに石油類が入っていたわけだが、よく気づかれずにいたものだ。また、火をつける前の行動が変だったらしいから、そういう男や女に要注意である。とはいえ、変なのがいたらどうするのか、とりあえずはトイレに行くふりをして席を離れ、観察する手か。
それにしても余計なことをしてくれたものだと思う。そうでなくても新幹線の車内放送は「あれこれするな」「こうしろ、ああしろ」とうるさいのに、これからはさらに注意事項が増えるだろう。それだけで終わればいいが、乗車前の荷物チェックなんてやられた分にはとんでもないことになる。乗車の30分前には駅に着くべしなんてことになったら、新幹線の利便性が大きく損なわれる。
加えて、箱根山が小規模とはいえ約800年ぶりに噴火した。いずれ富士山かとも思えてくる。富士山が噴火すると東京に行くのが大変になるから、「何々の用事だから来い」と呼び出されることも少なくなるだろう。こう考えると、変な自殺事件より余程ましかもしれない。

2015/06/30


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