川北英隆のブログ

酷暑の一日は考える気力もなく

今日は暑かった。曇ることもなく、高い所から太陽が照りつけるものだから、頭もボケる。とくに今日の朝は学生の博士論文の審査があり、それで一日分を使い果たしたのだろう。午後はミスが多かった。
最大のミスは、審査の後、研究室に戻り、「暑いなあ、冷房が効いてない」と感じたので、温度の設定を確認した。と、27度だったので、「それにしても暑い、(毎年何回かあるように)電力不足でクーラーの調子が悪いのかも」と思い、目一杯クーラーの温度設定を上げることにした。
それで、何と、30度にしてしまったのである。まさに「上げた」わけだ。後で当然のことながら「アホやん」と気づいたが、今日の午後はその程度の頭の働きでしかなかった。
夕方6時前、鴨川をパトロールしながら帰った。久しぶりだった。祇園の前祭の大雨で鴨川の流れが変わったのは知っていたが、どう変わったのか確認していなかった。そこで、暑い一日にもかかわらず歩いて帰ったわけだ。
歩くだけで首筋に朝が流れてくる。そんな中、川床では大勢の客が飲み食いしていた。
一度真夏に川床で飲み食いした経験からすると、川床は暑いだけである。最初の雰囲気を味わえば、後は屋内の冷房の効いた部屋に引っ込んだほうが余程いい。僕が経験した日は、食べ始めてしばらくして夕立になった。そこで、部屋に引っ込んだ。雨はじきに上がり、店の人が「外に出やはります」と聞いてくれたものの、誰も「ほなもう一回外に行こか」とは言わなかった。そんなものである。
追記:最後の段落の「歩くだけで首筋に朝が流れてくる」は当然「・・汗が・・」の誤記(ゴキではない)だが、「感じが出ている」との評価をいただいたので、そのままにしておく。

2015/07/31


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