川北英隆のブログ

個人投資家が株で儲けるには3

「個人投資家が株で儲けるには」を書き始めてすぐに株式市場が崩れた。6年間も世界の株価は上昇を続けたのだから、一服も仕方ない。ここで考えるべきは、「だから株は怖い」ではなく、「下げはチャンス」という発想である。
上がっているときに買いたくなるのが株式であり、人情である。何でもそうである。人気が高まれば欲しくなる。人気がなければ欲しくない。株の人気は、すぐに値段に反映する。本当の投資のチャンスは人気がなく、安値に放置されたときである。つまり、バーゲンセールになったときというわけだ。
市場が下げた時に役立つのが、投資ユニバースである。「この企業は優れている」「だからいずれ買ってもいい」とあらかじめ選んでおいた投資候補企業の中から、手元資金と相談し、投資を実行するのが理想である。
実際に投資を実行する場合に確認したい点は、その企業の経営の安定性である。安定性とは、製品やサービスに対する需要がしっかりしていて、しかも高い利益率を維持できるかどうかである。これらに確信が持てた場合、世界的な不況に見舞われたとしても、企業としての業績の落ち込みは比較的軽微に終わると考えていい。景気が回復に向かえば(地球が破滅に向かわないかぎり)、その企業の業績は真っ先に向上する可能性が高い。
これは前回の繰り返しになるが、日本企業の中で、上の投資基準に合う企業は少数でしかない。だから、視野をグローバルに持ち、投資ユニバースもグローバルに設定しておくことが望まれる。

2015/08/24


トップへ戻る