川北英隆のブログ

京都の民家はゴキブリ逹の天国

朝早く、京都の中心部を歩いて気づくのは、道路の真ん中にベタッと茶色いものがへばりついていることだ。何かというと、ゴキブリの踏み潰された跡である。今日の死亡数は何匹と交番に掲示して欲しい。
それはともかく、文化度のバロメータはゴキブリの数だと思うし、それに勝るものは少ない。京都の町家にごろごろしているのだろう。マイナーなものの、もっと重要なのはシミ(紙魚)の数だと思うが、シミを知っている人間の数が少なすぎる。「シミって、どんなんか知ってるか」と質問したいものだ。
それはともかく、昨日の夜、久しぶりにわが家にゴキブリが登場した。日中、非常に暑いので、頻繁に窓を開け閉めしていたため、その隙に忍び込んだのだと思う。そんなゴキブリに対してわが家は殺虫剤を使わない。叩き殺すのみである。さすがにゴキブリを可愛がろうとは思わないから。ちなみにクモなら、ガラスコップで捕まえ(いつ書いたか忘れたが、ハエトリグモはコップで簡単に捕獲できる)、外に逃している。
叩き殺すとはいえ、とくに夏のゴキブリは、はしかいので簡単でない。昨日は2回逃げられた。3度目に追い詰めようとした時、ゴキブリが家内の方に逃げた。と、家内が後ろに倒れた。腰を抜かしたのかと思ったが、数日分積んであった新聞に足を取られたとか(ホンマかいな)。
最後は叩いて仕留めた。10メートル近く走ったので、しかも家に侵入してからエサを食べていなかったのだろう、疲れて止まった瞬間を上手く叩けたと思う。
いずれにせよ、京都に住みたいのなら、ゴキブリといかに付き合うのかを考えておくのがいい。部屋を時たまの観光目的で使うのなら、たとえゴキブリが侵入したとしても飢え死ぬだろうから、転がっている遺体処理さえできれば大丈夫だろうが。

2015/08/03


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