川北英隆のブログ

丘の上のコチ大学を訪問する

京都大学はイスタンブールにあるコチ大学と提携している。コチからは京都に学生が来ていなと記憶するが、京都からは毎年、数名の学生がコチで学んでいる。だから、その暮らしぶりを一見するだけでも価値がある。
仕事としてさせられたのは、この「一見」だけではない。20分間程度、英語で喋ることも含まれている。海外での勤務経験がなく、体力はもちろん知力が衰えている世代にとって、英語でのプレゼンには閉口した。
そもそも根がいい加減なので、準備も万全ではなく、「スライドもあるし、こんなもんやろ」で止めていた。それにもかかわらず、当日、パソコンを操作する位置からは、そのカンニング用でもあったスライドがよく見えなかった。という具合に、当日の出来は予定未満だったうえに、喋ることも尽きたので持ち時間を少し余らせて終わった。
コチ大学はトルコ第2の財閥、コチが設置した私立大学である。イスタンブールの北部、ヨーロッパ側に位置している。大学の付近はかつて別荘地として発展したとのことだ。大学に近いホテル(今回泊まったホテル)も、そのかつての別荘地にある。
大学のキャンパスは丘の上にあり、緑に囲まれて非常に広く、羨ましいかぎりである。ただし、日本人の文系の学生からすると町が遠く、「遊べない」と感じるだろう。
キャンパスからは建設中の第三の橋の支柱(9/23の写真の左側の塔)の上部も見える。海峡自身は見えないが、その代わりに黒海が見えた。その写真をアップしておく。のっぺりとした写真だが。
コチ大学からの黒海.JPG

2015/09/26


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